--> 『バカの壁』の要約・まとめ【養老孟司著】
本の要約まとめ

『バカの壁』の要約・まとめ【養老孟司著】

「バカの壁」の要約を知りたい。バカの壁って何?
そうし
そうし
はい!年間200冊以上の本を読むぼくが、分かりやすく要約します!

本記事の内容

  • 基本情報
  • 読むべき人
  • 要約
  • 書評
  • まとめ

「バカの壁」の著者は、医学博士や解剖学者、東大名誉教授などの肩書を持つ養老孟司氏。

著者について詳しくは、後ほどご紹介します。

早速ですが、本書のタイトルである「バカの壁」とはいったいなんなのか。

バカの壁は、以下のように複数の言葉で表現されています。

  • 自分の脳で理解できることの限界
  • 人間がいつの間にか作ってしまっている常識みたいなもの
  • 自分が知りたくないことについて自主的に情報を遮断していること

本書の内容は、普段当たり前だと思っていることを深く掘り下げるものです。

たとえば「個性を伸ばせ」というのは間違い、という指摘や、好きや無関心という状態についてなど。

2003年に発売されて以来、400万部以上を売り上げている本書は、養老氏の独自性にあふれる唯一無二の本です。

より良く生きるための、考え方の本質を知りたい人には特にオススメですよ。

それでは中身を見ていきましょう。

バカの壁の基本情報

見開きの本

「バカの壁」の基本情報を見ていきます。

書名:バカの壁

作者:養老孟司

出版社:新潮社

発売日:2003/4/10

ページ数:204ページ

価格:814円(税込み)

著者の養老孟司氏のプロフィールは以下の通りです。

1937(昭和12)年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年東京大学医学部教授を退官し、現在北里大学教授、東京大学名誉教授。著書に『唯脳論』『人間科学』『からだを読む』など、専門の解剖学、科学哲学から社会時評まで多数

出典

それでは「バカの壁」の中身を見ていきましょう。

バカの壁を読むべき人

本を読む人

以下の3点に当てはまる人は、本書を読むといいでしょう。

  • 情報を鵜呑みしてしまう人
  • 哲学に興味がある人
  • 新しい知識や考え方を知るのが好きな人

それぞれかみ砕いて解説します。

情報を鵜呑みしてしまう人

日ごろからメディアなどの情報を鵜呑みして不安になってしまう人こそ、本書を読んでください。

なぜなら、日常の当たり前を疑い、それを掘り下げて考える大切さが書かれているからです。

たとえば、NHKについてや科学について、人間が普段どのように情報をインプットしアウトップットしているのかなど。

無意識でやっていることや信じていることを掘り下げ、言及していきます。

メディアや世の中の当たり前に縛られている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

哲学に興味がある人

哲学に興味がある人にとっては興味深い内容でしょう。

なぜなら、哲学的な考え方で物事を考える場面があるからです。

たとえば、英語の「a」と「the」について、プラトンのイデアという考え方を使って説明されています。

「哲学やプラトン、イデアなんてさっぱりわからない」という人も大丈夫。本書内で初心者でも分かるように書かれています。

実際ぼくも哲学の知識はありませんが、ストレスなく読むことができました。

哲学に興味がある人も楽しめる内容ですよ。

新しい知識や考え方を知るのが好きな人

新しい知識や考え方を知るのが好きな人にもオススメです。

なぜなら、本書では、日常の当たり前を”養老氏独自の視点”で掘り下げているから。

たとえば「個性なんていらない」という主張。

現代社会では特に「個性を出せ」と言われます。

しかし、文明が反映するためには「個性」ではなく「共通理解」が必要です。

人類の共通理解の範囲外で個性を出す人が多くなれば、人類が繁栄するのは難しいという考え方。

養老氏は、個性は身体的なものだけだと言います。

なかなか興味深い考え方ですよね。

このような新しい考え方を知りたい人は、是非読んでみてください。

バカの壁の要約

たくさんの本

次に以下の3点で本書を要約します。

  • 「分かっている」と物知りは違う
  • 科学でさえも絶対ではない
  • なぜオウムに魅せられたのか?

それぞれ解説します。

「分かっている」と物知りは違う

「分かっている」のと、物知りなのは全く別のことです。

たとえば「スポーツに詳しい」のと「スポーツが上手い」のは別モノですよね。

他にも、男性の産婦人科医は、誰よりも出産について詳しく知っています。

しかし、出産を経験し、本当の意味で「分かっている」状態にはなれません。

この場合、医師は出産を分かっているのではなく、ただ知っている状態。

本当に出産を分かっているのは出産を経験した人だけです。

本当に「分かった」状態になるには、経験することが不可欠というわけです。

何事も”分かった気”にならないように注意しておくといいでしょう。

科学でさえも絶対ではない

科学でさえも絶対ではありません。

たとえば現在、地球温暖化の原因は二酸化炭素だと言われています。

実際に国際会議でも、世界の科学者の8割は、温暖化の原因は二酸化炭素だと主張しています。

しかし、これは事実ではなくあくまでも推論。

事実は「気温が上がっている」というところまでです。

このように、科学的事実と科学的推論を混同するのは良くありません。

なぜなら、もし推論が間違っていた時に対策が遅れるなど、大変なことが起こってしまうからです。

そのため、考え方としては「80%の確率で温暖化の原因は二酸化炭素である」とします。

科学であっても絶対ではないと覚えておくと、不測の事態に対応できるでしょう。

なぜオウムに魅せられたのか?

なぜオウムに魅せられてしまう人がいたのでしょうか?

本書ではその答えを「信者の確信は、麻原が教義として述べている神秘体験を、そのまま追体験できるから」だとしています。

麻原はヨガの修行だけをある程度やってきたので、弟子の身体に起こる現象について予言ができました。

少し前までは、多くの人が農業をしたり、徴兵され軍で働いていたりしました。

しかし、現代の人たちは自分の体と向き合うことが減りました。

そのため、ヨガで起こる身体の変化に対する麻原の予言を、神秘体験のように感じてしまったのです。

つまり、オウムに魅せられた根本的な原因は「自分の身体と向き合うことが減ったから」というわけです。

バカの壁の書評

本を読む人

ここからは僕の意見を交えて、本書を以下の3点で書評します。

  • 日常の何気ないことが深掘りされている
  • 哲学的な内容が扱われている
  • 知的好奇心を満たしてくれる

それぞれ解説します。

日常の何気ないことが深掘りされている

本書では、日常の出来事を疑ったり深掘りして考えることが多いです。

たとえば、人が行動する仕組みや教育など。

個人的には「個性はいらない」という考え方に驚きました。

著者の主張は「みんなが個性を出すと、人類が繁栄しなくなる」というもの。

たしかにそうかもしれませんが、音楽や芸術など、個性が必要な分野も人類反映の1つの要素ではないでしょうか。

なぜなら、芸術の分野も、人類が繁栄するために必要な経済活動の後押しをしているからです。

ぼくは、個性はいらないのではなく、個性を出す人も必要だと感じます。

ここでしたように、著者の考察をもとに、自分なりの意見を考えてみるのも面白いですよ。

哲学的な内容が扱われている

哲学的な内容にも触れられています。

たとえば、プラトンやデカルトなど。

ぼくは哲学的な考え方には興味があるので、楽しく読むことができました。

内容は分かりやすく書かれているので、哲学の知識がない人でもストレスなく読むことができます。

「バカの壁」をきっかけに、哲学に興味が出るかもしれませんよ。

哲学や科学、教育など幅広い分野について書かれているのも、本書が人気の理由です。

知的好奇心を満たしてくれる

「バカの壁」は知的好奇心が旺盛な人には、ぜひ読んで欲しい内容です。

なぜなら、幅広い分野の知識を扱っているから。

勉強好きとは違うのですが、新しいことを知るのが好きな人にとっては、おもしろい内容ばかりだと思います。

個人的には、読んでいて面白いと思える本はそれほど多くはないのですが、バカの壁は非常に面白い内容で満足でした。

「知的好奇心を満たしたい!」という人は、ぜひ読んでみてくださいね。

まとめ

山積みの本

今回は「バカの壁」の要約・書評を見てきました。

いかがだったでしょうか?

本書に書かれている内容は、他の本には書かれていない独自の内容が多いと感じます。

そのため、本書を読むことで新しい視点や考え方を知れます。

あなたも本書で、新しい考え方を手に入れましょう。

今回は以上です。