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『マーケット感覚を身につけよう』の要約・まとめ【マーケット感覚とは】

『マーケット感覚を身につけよう』の要約を知りたい
そうし
そうし
はい!年間200冊以上の本を読むぼくが、分かりやすく要約します!

本記事の内容

  • 基本情報
  • マーケット感覚とは?
  • 読むべき人
  • 要約
  • 書評
  • まとめ

著者はブロガーとして活躍している、ちきりんさん。

「しょせん、個人ブロガーが書いた本でしょ」とあなどるなかれ。

ちきりんさんは一橋大学を卒業後、MBAを取得。

その後、マッキンゼーで活躍。

ひとことでまとめると「超優秀な人」です。

そんなちきりんさんが提唱する「マーケット感覚」とは一体なんなのか。

本書の内容を見ていきましょう。

ちなみに「マーケット感覚を身につけよう」の目次は以下のようになっています。

本の目次

  • 序:もう一つの能力
  • 1:市場と価値とマーケット感覚
  • 2:市場化する社会
  • 3:マーケット感覚で変わる世の中の見え方
  • 4:すべては「価値」から始まる
  • 5:マーケット感覚を鍛える5つの方法
  • 終:変わらなければ替えられる

マーケット感覚を身につけようの基本情報

まずは、本書の基本情報を見ていきます。

書名:マーケット感覚を身につけよう

作者:ちきりん(ブロガー)

出版社:ダイヤモンド社

発売日:2015/2/20

ページ数:280ページ

価格:1650円(税込み)

ちきりんさんのプロフィールを確認しておきます。

兵庫県在住・医師の娘。小学校5年生から社会に興味を持って新聞を毎日3時間かけて読む。国立大学法学部卒業後に大手証券会社に入社したが、金融のお金の流れから世界の中心はここではないと感じ、退社。その後、27歳から2年間アメリカ合衆国の大学院に留学しMBAを取得。2003年から「ちきりん」の名で「Chikirinの日記」を開始。「ジョークを織り交ぜながら、時事問題などにからめた論説をフランクに語るスタイル」の記事を書き続け、2007年頃から注目されるようになり、2008年8月に「正社員ポジションはどこへ?」という記事を公開、「メディアで正規雇用の減少が叫ばれているなか、若年層の正社員数が減って、55歳以上の正社員数が増えているという構図を統計情報からあぶり出し」大きく注目される。

出典

社会問題に言及する社会派ブロガーとして活躍されており、本の執筆も積極的にされています。

それでは「マーケット感覚を身につけよう」の中身を見ていきましょう。

マーケット感覚とは?

マーケット感覚は「顧客が、市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力、潜在的な価値に気づける能力」

このように説明されています。

たとえば、徳島市上勝町では、飾りに使われる葉っぱ「つまもの」に目をつけた葉っぱビジネスが盛んです。

つまもの

皆さんは今まで、つまものをビジネスとし意識したことはありますか?

僕は本書を読むまで、そんな意識は全くありませんでした。

上勝町は現在、町をあげてこのビジネスに取り組んでいます。

上勝町には、多くの人が気づかないマーケットにいち早く気づく感覚があったのです。

このことから、マーケット感覚は「多くの人が気づかないところに市場を見つけ出す感覚」とも言えるでしょう。

マーケット感覚を身につけようを読むべき人

本を読む人

以下の3点に当てはまる人にはおすすめの本です。

  • 将来の不安がある人
  • 世の中の市場がどうなっているのか知りたい人
  • ビジネスを始めたい人、始めている人

それぞれ具体的に解説していきます。

将来の不安がある人

将来の不安がある人はぜひ読んでください。

特に、仕事やお金を稼ぐことに関しての不安がある人は必読と言えますよ。

なぜなら、マーケット(=正しいフィールドと価値)に気づくことで、普通の人でもお金を稼げるからです。

もう一度、上勝町の葉っぱビジネスの例ををあげます。

上勝町は一見何もない普通の田舎町です。

しかし、そんな状況でもマーケット感覚があれば、自分の価値(=自然にとれる葉っぱ)を見出すことができるんです。

あなたに足りないのは、学歴でも資格でもなくマーケット感覚かもしれません。

自分の将来に不安がある人は、できるだけ早くマーケット感覚を身につけましょう。

世の中の市場がどうなっているのか知りたい人

本書の1章2章では、現在の市場がどのような仕組みで成り立っているのかが書かれています。

市場は以下の4つの要素で成り立っています。

  1. 取引される価値
  2. 買い手=需要者(価値を受け取る人)
  3. 売り手=供給者(価値を提供する人)
  4. 取引条件(価格など)

そしてさらに、市場を何らかの目的に活用する時は、以下の点も考慮する必要があります。

  • 買い手と売り手が取引する動機
  • それぞれの要素に起こりうる今後の変化
  • 市場の中で選ばれるための方法

一見すごく難しいことのように感じますが、つまり「どんな価値が、誰と誰の間で取引されるの?」ということです。

市場についての勉強をしたい人はぜひ読んでみてくださいね。

ビジネスを始めたい人、始めている人

自分でビジネスを始めたい人は必読と言えます。

なぜなら、市場のことや、直接ビジネスに活かせる「マーケット感覚」について学べるからです。

本書は具体的なノウハウ本ではなく、思考法の本になります。

しかし、いままで僕が読んできた思考法系の本の中でも、ダントツで実生活に活かしやすい本だと言えます。

ここまで読んで「市場って結局なんなの?」と思っている人ほど本書をオススメします。

なぜなら、本書を読めばビジネスにおいて必須の「市場」についての理解を深められるからです。

将来的に自分でビジネスを始めたい人から、すでに始めている人にもおすすめの内容ですよ。

マーケット感覚を身につけようの要約

たくさんの本

次に、本書の内容を以下の3点で要約します。

  • ANAの競合はJALだけではない
  • マーケット選びを間違えた婚活男性
  • マーケット感覚を身につける5つの方法

大切なところなので、それぞれ解説します。

ANAの競合はJALだけではない

ANAの競合はJALなどの、他の航空会社だけではありません。

実は、国際ビデオ通話サービスがANAの競合になり得るのです。

どういうことか、以下のステップで説明します。

  1. ANAを使う人の目的を考える
  2. 使う人の目的=ANAが提供している価値
  3. ANAが提供している価値を代替できるサービスを考える
  4. そのサービスはすべて競合になり得る

たとえば、Aさんは出張で、アメリカ支社の人たちと会議をしなければいけません。

ここでANAが提供できる価値は「アメリカで会議するのを可能にすること」

しかし、移動するのはお金も時間もかかります。

そこで、現在では当たり前ですが、Aさんは飛行機で現地に行くことなく、ビデオ通話でアメリカの社員と会議をします。

上記の黄色い枠で囲まれたところが、ビデオ通話がANAの競合になり得る説明です。

つまり、顧客の目的を代替するサービスは、同業他社ではなくとも競合になり得るということなんです。

マーケット選びを間違えた婚活男性

マーケットを理解するためにもう一つ、婚活の例をあげます。

以下の男性Aさんは婚活サイトに登録しましたが、200人の女性に会うのを断られました。

Aさん
年齢:25歳

学歴:高卒

年収:200万円

身長:180cm

見た目:さわやかイケメン

特徴:コミュニケーションが上手く話が面白い

これには婚活市場というマーケットの特性があります。

婚活サイトの女性側の検索画面は、おおざっぱですが、以下のようになっています。

希望年収

□300万円以下

□300万円~500万円

□500万円~700万円

□700万円以上

学歴

□中卒以下

□高卒

□短大、専門学校卒

□大卒以上

見た目もよくコミュニケーション力もあるけれど、学歴と年収に自信のないAさんは、婚活サイトという市場を選ぶべきではなかったのです。

Aさんのような人は、街でナンパをしたり、合コンや街コンに出かけた方が成功率は上がります。

反対に「高学歴」「高年収」だけど、見た目やコミュニケーションに自信のない人は婚活サイトに向いているでしょう。

婚活で、マーケット選びを間違えてしまったAさんのようにはならないでくださいね。

マーケット感覚を身につける5つの方法

マーケット感覚とは「多くの人が気づかないところに市場を見つけ出す感覚」でした。

そのマーケット感覚を身につける方法は以下の5つです。

  • プライシング能力を鍛える(まだ商品化されていないものに値段をつけてみる)
  • インセンティブシステムを理解する(人が動機から言動に至る仕組み)
  • 市場に評価される方法を学ぶ(組織ではなく市場に評価される方法)
  • 失敗と成功の関係を理解する(挑戦したからこその失敗)
  • 市場性の高い環境に身を置く(市場的な意思決定がされている場所)

この部分は本書のメインの部分で、内容がかなり充実しているため、本書内でじっくり読むことをオススメします。

マーケット感覚を身につけようの書評

本を読む人

次に、僕の個人的な意見も含め書評していきます。

  • 初心者にもおすすめ
  • 自分でビジネスをしたいなら必読レベル
  • 3回読めば世の中を見る目が変わる

それぞれ解説していきます。

初心者にもおすすめ

本書はビジネス初心者の方にもおすすめ。

テーマは「マーケット感覚」という聞きなれない言葉ですが、難しい言葉は使われていません。

また、登場する例が「ANA」や「婚活」など、分かりやすいのも嬉しいところ。

これからビジネスをはじめようと考えている初心者の方にもおすすめですよ。

自分でビジネスをしたいなら必読レベル

自分でビジネスをしていこうと思っている人には、必読レベルの内容です。

なぜなら、市場を見つけ出すことができるマーケット感覚があれば、お金を稼げるからです。

たとえば、徳島県上勝町も、多くの人が見逃してしまう「つまもの」に目をつけ、ビジネス化し成功しました。

これから自分でビジネスをつくっていこうと思っている方はぜひ読んでくださいね。

3回読めば世の中を見る目が変わる

3回読めば世の中を見る目が変わります。

3回に大きな意味はありませんが、それほど良書だと言えます。

マーケット感覚を身につければ、日々の生活の中でマーケットを探すクセがつきます。

そうなればこっちのモノ。

近いうちに、ビジネスを立ち上げるための良いアイデアが浮かぶでしょう。

本書を3回ほど読めば、世の中を見る目が変わるほどの良書だと言えますよ。

まとめ

山積みの本

今回は「マーケット感覚を身につけよう」を見てきました。

いかがでしたか?

ぼくが読んできた本の中でも、オススメできる本です。

記事内では詳しく説明できなかった「マーケット感覚を身につける5つの方法」は大切なところなので、ぜひ実際に読んでみてくださいね。

今回は以上です。