--> 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』の要約・書評【マーケティング入門】
本の要約まとめ

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』の要約・書評【マーケティング入門】

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』の要約を知りたい
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はい!年間200冊以上の本を読むぼくが、分かりやすく要約します!

本記事の内容

  • 基本情報
  • 読むべき人
  • 要約
  • 書評
  • まとめ

本書の正式名称は『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』です。

最初に結論ですが、本書で紹介されている”たった1つの考え方”とは顧客視点です。

著者は日本を代表するマーケターの森岡毅氏(もりおかつよし)

本書には、2010年にUSJに入社した森岡氏が、どのようにUSJをV字回復に導いたのかが書かれています。

日本を代表するマーケターの思考法を学びましょう。

本の目次

  • 第1章:USJの成功の秘密はマーケティングにあり
  • 第2章:日本のほとんどの企業はマーケティングができていない
  • 第3章:マーケティングの本質とは何か?
  • 第4章:「戦略」を学ぼう
  • 第5章:マーケティング・フレームワークを学ぼう
  • 第6章:マーケティングが日本を救う!
  • 第7章:私はどうやってマーケターになったのか?
  • 第8章:マーケターに向いている人、いない人
  • 第9章:キャリアはどうやって作るのか?

本記事では特に、森岡氏が大切にしている考え方を中心に紹介します。

さっそくみていきましょう。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方の基本情報

見開きの本

まずはUSJを劇的に変えた、たった1つの考え方の基本情報を見ていきます。

書名:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

作者:森岡毅(マーケター)

出版社:KADOKAWA

発売日:2016/4/23

ページ数:257ページ

価格:1540円(税込み)

著者の森岡氏のプロフィールを確認してみましょう。

1996年神戸大学経営学部卒業。同年P&Gジャパン・マーケティング本部に入社。ヴィダル・サスーンなどヘアケアブランドのブランドマネージャーを歴任後、P&G世界本社(米国シンシナティ)へ移籍、P&Gのメガブランド北米パンテーンのブランドマネージャー。北東アジアのアソシエイトマーケティングディレクター。P&Gが買収したウエラジャパンの副代表等を歴任。

2010年6月、P&Gを退社しUSJに入社する。入社のきっかけは、P&Gでの抜群の実績に目をつけた当時のCEOグレンガンペル氏によりヘッドハントされた。

出典:一部抜粋

それでは本の中身をみていきましょう。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方を読むべき人

本を読む人

以下の3点に当てはまる人には本書がオススメです。

  • マーケター
  • 組織のリーダー
  • マーケティングを学びたい人

それぞれ解説します。

マーケター

言うまでもないかもしれませんが、マーケターは必読です。

日本のトップマーケターと言われる森岡氏の思考法を学べますよ。

組織のリーダー

組織や企業のリーダーにもおすすめです。

森岡氏によると、日本の多くの企業はマーケティングができていません。

マーケティング部がある会社でも、実際は営業支援の仕事をしている程度。

そのような会社では、社員たちもマーケティング部が何をしているのか理解していません。

そして、最悪の場合社長や部長など、幹部クラスの人でもマーケティングを理解していないと言います。

これでは今後、さらに加速するグローバル社会でおくれを取るのは目に見えています。

もしあなたが人や会社をまとめる立場にあるなら「マーケティングとは何なのか?」を学ぶのは重要です。

組織のリーダーや今後リーダーになる予定の人は、ぜひ本書でマーケティングの知識を手に入れましょう。

マーケティングを学びたい人

マーケティングを学びたい人にもおすすめです。

本書は、すでにマーケターとして働いている人にとってはもちろん良書だと言えます。

とはいえ、本書内で森岡氏が「自分の娘にも分かるように書いた」と書いている通り、初心者にも分かりやすい内容<です。

これから転職してマーケティング職に就きたい人や、独学を始める際の入門書としてもオススメですよ。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方の要約

たくさんの本

本書を以下の3点で要約します。

  • V字回復の最大の原動力は消費者視点
  • マーケターにとって一番大切なのは「どこで戦うか」見極めること
  • 大切なのは誰に何をどうやって売るのか

それぞれ解説していきます。

V字回復の最大の原動力は消費者視点

再度ですが、本書の指す「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」は「消費者視点」です。

森岡氏はUSJの価値観と仕組みを「消費者視点」に変えました。

消費者視点とは「消費者の方を向いて消費者のために働くこと」

具体的には、自分たちが作りたいものから消費者が欲しがるものに変えました。

マーケティング用語で言うと、プロダクトアウトとからマーケットインに変えたのです。

プロダクトアウト・・・会社の方針や作りたいもの、作れるものを基準に商品開発を行うことを指します。プロダクトを作ってから、どのように販売していくかを考えるスタイルです。

参考:情報システム用語事典:プロダクトアウト(ぷろだくとあうと) – ITmedia エンタープライズ

マーケットイン・・・プロダクトアウトとは反対に顧客の意見・ニーズを汲みとって製品開発を行うこと

参考:情報マネジメント用語辞典:マーケットイン(まーけっといん) – ITmedia エンタープライズ

USJのV字回復の秘訣は「消費者視点」にあったのです。

マーケターにとって一番大切なのは「どこで戦うか」見極めること

マーケターにとって一番重要なのは「どこで戦うか」見極めることです。

つまり、どこを修正し伸ばすのかを見定めるということ。

ファストフード店を例にします。

ファストフード店には以下のような要素があります。

  • 来店数
  • 客単価
  • 回転数

マーケターはこのような要素から「どこを伸ばすべきか」を決めるのです。

たとえばですが、客単価が現状100円の場合。

100円の単価がいくら積み重なっても、大きな利益にはなりません。

そこでマーケターがやるべきことは、来店数ではなく「客単価を伸ばすと決めること」です。

マーケターの一番大切な仕事は、どこを伸ばせば一番利益になるかを見極め、決めることです。

大切なのは誰に何をどうやって売るのか

マーケティングで大切なのは「誰に何をどう売るか」です。

「誰」の考え方の本質として、アメリカのコメディアンであったビル・コスビーの名言を紹介します。

「私は成功のカギはよくわからないが、失敗のカギは知っている。それは全ての人を喜ばせようとすることだ」

「誰」はつまりターゲット。

どのような商品にもターゲットはありますよね。

たとえば、駄菓子は子供向け、オーガニック食品は健康意識の高い人向けみたいに。

「誰に」売るかを決めることは重要です。

なにを」売るかはブランドによって異なります。

有名な話ですが、スタバはコーヒーではなく、スタバでの「体験」を売っています。

つまり、あの空間を売っているわけですね。

あなたは商品のみを売っているのですか?

もう一度よく考えてみてくださいね。

そして「どうやって」の部分は、本書でフレームワークなどで詳しく紹介されています。

常に「誰に何をどうやって」売るかを考えましょう。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方の書評

本を読む人

次に僕の個人的な意見を交えて以下の3点で書評します。

  • Kindle版は大切なところに線が引かれている
  • 初心者にも分かりやすい内容
  • 実践でも使える内容

それぞれ解説していきます。

Kindle版は大切なところに線が引かれている

Kindle版には以下のように、始めから大切なところに線が引かれています。

ほんの一部

ぼく自身Kindle版で読んでいるので紙の本は分かりません。

今ままで100冊以上の本をKindleで読んできましたが、線が引かれているのは初めてでした。

個人的には重要なところが一目で分かるので読書時間短縮になり良かったです。

あらかじめ線が引かれているのが気になる人は、書店でチェックしてみてくださいね。

初心者にも分かりやすい内容

マーケティング初心者にも分かりやすい内容です。

専門用語や難しい言葉はほとんど使われていませんし、その都度分かりやすく解説されています。

それに、分かりやすい例や実際の事例で説明をされるので、簡単に理解できます。

なので、マーケティングを勉強する入門書として活用してくださいね。

実践でも使える内容

初心者にもおすすめですが、本書の内容は経験者が実践でも使えるものです。

なぜなら、売り上げが落ち込んでいた当時のUSJの社内状況なども紹介されているからです。

実際にどのような考え方で、どのような施策で森岡氏とUSJは危機を乗り越えたのか。

専門書や参考書などと違って、活きた経験を学べる点が本書のポイントです。

現在マーケティングを担当している人にもおすすめの本ですよ。

まとめ

山積みの本

今回は『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』の要約・書評を見てきました。

いかがでしたか?

日本トップのマーケターともいわれる、森岡氏の活きたマーケティングを学べます。

マーケティングに携わる人はもちろん、組織を束ねるリーダーにもおすすめですよ。

マーケティングの入門書としてぜひ読んでみてくださいね。

今回は以上です。