--> 『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』要約・書評
本の要約まとめ

『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』要約・書評

『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』の要約を知りたい
そうし
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はい!年間200冊以上の本を読むぼくが、分かりやすく要約します!

本記事の内容

  • 基本情報
  • 読むべき人
  • 要約
  • 書評
  • まとめ

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』はギリシャの元財務大臣・ヤニス・バルファキス氏によって書かれました。

本書はタイトル通り、出版当時10代だったヤニス氏の娘に向けて書かれています。

そのため、専門用語や難しい言葉はほとんど使われていません。

ヤニス氏は経済学者でもあり、イギリスやアメリカで経済学を教えた経験もあります。

始めに目次を紹介してから、本書の要約を進めていきます。

目次

  • プロローグ 経済学の解説書とは正反対の経済の本
  • 第1章 なぜ、こんなに「格差」があるのか?――答えは1万年以上前にさかのぼる
  • 第2章 市場社会の誕生――いくらで売れるか、それがすべて
  • 第3章 「利益」と「借金」のウエディングマーチ――すべての富が借金から生まれる世界
  • 第4章 「金融」の黒魔術――こうしてお金は生まれては消える
  • 第5章 世にも奇妙な「労働力」と「マネー」の世界――悪魔が潜むふたつの市場
  • 第6章 恐るべき「機械」の呪い――自動化するほど苦しくなる矛盾
  • 第7章 誰にも管理されない「新しいお金」――収容所のタバコとビットコインのファンタジー
  • 第8章 人は地球の「ウイルス」か?――宿主を破壊する市場のシステム
  • エピローグ 進む方向を見つける「思考実験」

それでは『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を詳しく見ていきましょう。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話の基本情報

見開きの本

まずは本書の基本情報を見ていきましょう。

書名:父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話

作者:ヤニス・ヴァルファキス

翻訳:関美和

出版社:ダイヤモンド社

発売日:2019/3/6

ページ数:198ページ

価格:1650円(税込み)

著者のヤニス氏のプロフィールです。

1961年アテネ生まれ。2015年、ギリシャの経済危機時に財務大臣を務め、EU から財政緊縮策を迫られるなか大幅な債務帳消しを主張し、世界的な話題となった。長年イギリス、オーストラリア、アメリカで経済学を教え、現在はアテネ大学で経済学教授を務めている。著書には本書の他に、EU経済の問題を指摘した『そして弱者は困窮する』(未邦訳)や「史上最良の政治的回想録の1つ」(ガーディアン紙)と評された『アダルツ・イン・ザ・ルーム』(未邦訳)など、数々の世界的ベストセラーを持つ。2016年にはDiEM25(民主的ヨーロッパ運動2025)を共同で設立し、その理念を世界中に訴えている。

出典

ヤニス氏はギリシャが経済危機の真っただ中で財務大臣を務め、活躍しました。

そんなヤニス氏が自身の娘に書いた本書を見ていきましょう。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話を読むべき人

本を読む人

以下の3点に当てはまる人は本書がオススメです。

  • 経済について勉強したい初心者
  • 歴史にも興味がある人
  • 哲学や神話に興味がある人

それぞれ解説していきます。

経済について勉強したい初心者

経済について勉強したい初心者の人にはオススメです。

本書はタイトル通り、筆者の娘に向けて書かれたものです。

そのため、難しい単語や説明が使われていません。

「経済を勉強したいけど詳しくはない」という初心者の方に読んで欲しい内容です。

歴史にも興味がある人

経済だけでなく、歴史に興味がある人も楽しめる内容です。

本書では、以下のような実際の出来事を取り上げています。

・イギリスのアボリジニ侵攻

・産業革命

・経済の成り立ちなど

歴史上の様々な出来事から経済を学べるので、歴史に興味がある人にもおすすめです。

哲学や神話に興味がある人

哲学や神話に興味がある人にもおすすめです。

筆者のヤニス氏はギリシャ出身です。

そのため、本書内には哲学や神話に絡めて経済を説明する場面もあります。

具体的には以下のような内容です。

・フォースタスとファウスト

・イカロス

・ソクラテスなど

もちろん、神話や哲学の興味が無くても、その都度説明があるので問題ありませんよ。

哲学や神話に絡めて経済が紹介されているので、興味がある人は思わず読み進めてしまうでしょう。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話の要約

たくさんの本

本書を以下の3点で要約していきます。

  • 余剰が多くのものを生んだ
  • 社会の問題は経済を潤す
  • 銀行はお金を生み出せる

それぞれ解説していきます。

余剰が多くのものを生んだ

現在存在する多くのモノは、余剰から生まれたと言われています。

余剰とは「農耕での余剰」つまり、米や小麦などの余剰のことです。

余剰から生まれたモノには以下のようなものがあります。

文字:誰がどのくらい作物を預けたか記すため

債務:主人が労働者に支払いをするため

通貨:主人が労働者への支払いに貝殻を使った

国家:通貨の価値を保証するため

軍隊:支配者の権力保持、国力維持

宗教:「支配者だけが国を支配する権利を持っている」と民衆に信じさせるため

これら全ては、作物の余剰から生まれたと言われています。

作物の余剰は、現代社会の様々なモノを生み出す原因になったんですね。

社会の問題は経済を潤す

社会の様々な問題は経済を潤します。

なぜなら、人や機械が動けば動くほど儲かる人がいるからです。

たとえば、山火事。

飛行機:燃料(石油会社)

消防車:燃料(石油会社)

電線復旧:建設会社

道路復旧:建設会社

上記のように、社会問題で儲かっている人がいるのは事実です。

本書内では、山火事が紹介されていますが、戦争なども同じです。

もちろん、深刻な社会問題は解決しなければいけません。

しかし、それと同時に社会問題により儲けている人たちがいるのも事実なのです。

銀行はお金を生み出せる

銀行はどこからともなくお金を生み出せます。

誰かが預けた預金を、別の誰かに貸しているわけではありません。

お金を貸す際は、口座内の数字にコンピューター上で0を足すだけ。

実際に融資はそうして行われているのです。

銀行は、文字通りどこからともなくお金を生み出します。

じゃあ無限に貸し出せるんじゃないの?」こんな疑問が生まれますよね。

答えはNO。以下で説明します。

①銀行が誰にでもお金を貸す

②返済できずに倒産する人が出てくる

③銀行が借金を回収できていないと噂になる

④銀行が倒産すると思った預金者が大量にお金を引き出す

⑤銀行が倒産する

⑤の倒産するまではいかなくとも、お金を無限に貸し出すことはできません。

しかし、銀行はお金をどこからともなく生み出せるのです。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話の書評

本を読む人

次に個人的な意見も交えながら以下の3点で書評していきます。

  • 具体的な事象から経済を説明していて分かりやすい
  • 難しい単語や言葉は使われていない
  • 経済を勉強する最初の1冊にオススメ

それぞれ見ていきましょう。

具体的な事象から経済を説明していて分かりやすい

具体的な事象から経済についての説明がされているので、分かりやすいです。

たとえば「なぜイギリスはオーストラリアを攻撃したのか」など。

このように、具体的な事象に経済を絡めるので理解しやすいです。

難しい単語や言葉は使われていない

難しい単語や言葉は使われていません。

タイトル通り、分かりやすい内容なので初心者にもおすすめです。

経済を勉強する最初の1冊にオススメ

経済について、とりあえず何か勉強したい人はぜひ読んでみてください。

上記でも触れた通り、難しい言葉や単語は使われていません。

また、具体的な出来事を例に出して話が進められていきます。

そのため、経済について勉強する際の最初の1冊としてオススメですよ。

まとめ

山積みの本

今回は『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』をみてきました。

いかがだったでしょうか?

経済学や経済と聞くと、難しいイメージがありますよね。

しかし、本書では誰にでも分かりやすいように経済について学ぶことができます。

なので、経済を勉強したい初心者の方にもおすすめですよ!

今回は以上です。

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